沖縄とインドネシア・バリ島の時間の流れや独特な言葉、多くの共通点。

バリ島

インドネシア、バリ島に移住してまだ数ヶ月。その間ほぼロックダウン状態だった為、観光らしい観光という事をちゃんと未だ出来ていないけど。

気候、人の笑顔、食事、文化など沖縄から来た私にとって、どれも心地良くて幸せを感じる毎日。

そして住んでみて気付いた多くの共通点をここでは紹介したいです。

バリ島の赤瓦とブーゲンビリア

沖縄料理チャンプルーとインドネシアのcampur

ゴーヤーチャンプルーや豆腐チャンプルーにそーめんチャンプルー、沖縄では定番の食事。このチャンプルーはまぜまぜと言う意味合いがあって、沖縄ではチャンプルーと言う言葉をよく使う。

そーめんチャンプルー

 

琉球王国時代に中国や東南アジア諸国、朝鮮や日本との交易を通じて、多種多様な文化が根付いていて、音楽や伝統工芸も、伝統を生かしながら新たな風を交えて「チャンプルー文化」の沖縄。

そしてここインドネシアでも定番のナシチャンプル。ナシ=Nasiは「ごはん」、チャンプル=Campurは「混ぜる」ご飯の側に色々なおかずを乗せて楽しめる。

ナシチャンプル

 

沖縄で馴染みのあるこの「チャンプルー」の語源は、はるか昔海を渡ってインドネシア語(マレーシア語も同じ)から来たと言うから、なんとも不思議。

ひんぷんとアリンアリン

沖縄の古民家などで見かける「ひんぷん」は、目隠し用の壁で、沖縄の魔物は角を曲がるのが苦手な為、直進して入って来れないように魔除けの意味もある。

沖縄のひんぷん

同じく、バリ島の悪霊もまっすぐしか進むことが出来ないようで、バリ島建築でも「アリンアリン」と言う門や石像を家の中庭に置いて悪霊を阻む目的を担っている。

チャナン(お供え)をする女性の奥に悪霊除けのアリンアリン

沖縄の言葉なんくるないさ〜とティダアパアパ

沖縄の人はよく「なんくるないさぁ〜」と言う。「まくとぅーそーけー、なんくるないさぁ。」(正しい行いをしていれば、なんとかなる)

その言葉にすごく似ているインドネシアの言葉でTidah apa apa(ティダ アパ アパ)大丈夫よ、なんとかなる。的な意味合いで使われている事が多くて、沖縄の人同様にあまり小さい事には気にしないおおらかな印象がある。

時間の流れ、ウチナータイムとのんびりバリタイム

うちなーんちゅの皆がそう言うわけではないが、かなり多くの割合で時間にルーズな県民。ウチナータイムってWikipediaで出てくるほど、驚

良い意味でゆったりと独特な時間が流れているし、鉄道の時刻表を気にする事なくマイペースで自家用車で移動をする習慣から、待ち合わせにちゃんと時間通り集合していなくても案外平気なうちなーんちゅ。

バリでも同じ現象がよく起きる。

水道のメンテナンスをお願いしているが時間通りに来なくて連絡したらいつの間にか次の日に変更になっていたり、待ち合わせに遅れることはよく起こる。

うちなーんちゅの私は、既に慣れている為基本動じないが、笑

時間の流れがゆったりしていてただただリラックスが出来る。観光客が多く訪れる理由の一つなのかもしれないなと思う。

インドネシア音楽ガムランと沖縄民謡の音色、意味の真意とは

インドネシア音楽のガムランでは「ペロッグ」「スレンドロ」という2種類の音階があり、この音階をドから始めると「ドミファソシド」となり、琉球音階と同じ構成になるという。

だから、日本人にはペロッグ音階のメロディは沖縄風に聞こえる。

そして面白いことに、沖縄民謡「安里屋ユンタ」の歌詞にある、「マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ」と言うフレーズの意味をあまり気にすることもなく小さい頃から耳にしていたが、

意味は、八重山諸島の方言の古語で「また逢いましょう、美しい人よ」と言う意味。

沖縄の三線

そしてこのフレーズがインドネシア語で、太陽はあなたを同じ様に愛している」の意味もあると言われているのが面白い。

(matahari太陽 cinta愛する kamuあなた sama平等)

このフレーズの解釈は諸説あるが、勝手に繋がりを感じて、

ここインドネシア・バリと故郷沖縄の共通点を、愛してやまない私なのであります。

最後までご覧いただきありがとうございます!!

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